日本人ミニマリストの海外での評価は?
海外では、日本人のミニマリストがどのように評価されているのか気になりませんか?今日は日本人ミニマリストの代表でもある佐々木典士さんの海外での反響について紹介します。
佐々木さんの著作「ぼくたちに、もうモノは必要ない」は、アメリカでも翻訳されており、英語名「Goodbye, Things」として出版されています。
ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -
- 作者: 佐々木典士
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2015/06/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この本ですが、18年9月時点で365件 評価は4.5点/5点 あります。日本のアマゾンのレビュー数とは比較できないとは思いますが、先日紹介したジョシュア・ベッカーの著作「More or Less」のレビュー数が595件です。
ジョシュアは、2018年のミニマリストブログランキングでトップに君臨している海外のミニマリスト代表というべき人物ですので、佐々木さんの著作の反響のすごさは想像できると思います。
globallifestyle.hatenadiary.jp
日本人ミニマリストが海外で評価される理由
そもそもミニマリスト・ミニマリズムは、海外(アメリカ)でブームになり、日本に入ってきた言葉です。
それにもかかわらず、海外で日本人のミニマリストが評価されるのは何故でしょうか?レビューを読んでいくとその答えが見えてきます。
アメリカでミニマリスト・ミニマリズムが受けいられている背景として、行き過ぎた消費社会への反動・アンチテーゼが大きく関わっており、上述のジョシュアも「モノが溢れて過ぎると逆にモノに支配される」と語っています。
そんな中で、Zen (禅) の精神がミニマリズムに大きく寄与しており、アメリカのミニマリスト代表格 レオ・バボータのブログタイトルは「Zen Habits (禅の習慣)」であり、影響の大きさを物語っています。
つまりアメリカでのミニマリズムのバックボーンは、禅・仏教・わびさび等であり、日本人の考えるミニマリズムと相性がいいのです。
レビューを読んでいると、「佐々木さんの著書は(アメリカ人が書いたミニマリズムの本徳と比べて)謙虚・寛容であることから、自分の生活に取り込みやすい」とあり、日本人的な価値観のミニマリズムがアメリカ人にも受け入れられていることがわかります。
また自身の境遇と重なるような部屋のビフォーアフターの写真があることも共感できる要因になっているようです。
佐々木さんは著書の反響を受けて、NYの記者クラブに招待されて講演しており、Youtubeにそのときの映像がアップされています。こちらも1時間の長さにもかかわらず、37万回再生されており、Youtube 上のコメントも非常にポジティブです。
日本語(と英語翻訳)なので、興味があれば是非チェックしてみてください。
Goodbye, Things: The New Japanese Minimalism
ちなみに断捨離も「日本流の片づけ術」としてアメリカで普及しており、特に近藤麻理恵さんは海外ではカリスマ的な人気を誇っています。近藤さんについてのは別の機会に紹介したいと思います。
最後に
日本人のミニマリストは、極端にモノが少なく、海外では共感を得にくいものと思っていましたが、非常に好意的に受け入れられており、驚きました。
佐々木さんは「ミニマリストは○○であるべきだ!」と主張しない寛容さがその一因と考えています。ぼく自身ゆるいミニマリストなので、そう感じるのかもしれませんが。。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!