世界のミニマリストのワードローブ【1年間を10着で!?】
「最低何着あれば自分は1年間過ごせるのか?」と想像することはありませんか?特にミニマリストの方やミニマリスト見習いの方は心当たりがあるのではないでしょうか?
海外も同様で、1年間を過ごすための最低限のワードローブについて、ネット上の掲示板でもよく議論される話題となっています。
もちろんあくまで仮想の議論なのですが・・・それを実行に移したのが、今日紹介するマット・ソウベニィ(Matt Souveny)です。
マット・ソウベニィとは
マットはカナダ人で空軍のパイロットで、半年間の育児休暇中に「1年間を10着で過ごす」というチャレンジを始めました。
休暇中の方が楽なのでは?と思うかもしれませんが、仕事中は(10着にカウントしない)制服を着るため、休暇中の方が難しくなります。
マットが選んだ10着のワードローブは?
それではマットが選んだワードローブを見ていきましょう。ちなみに10着の中には、下着・靴下・冬のアウターはカウントしませんが、靴は含んでいます。
・Tシャツ
・Tシャツ(Vネック)
・スウェット
・ボタンダウンシャツ
・ワークジャケット
・レインジャケット
・ネイビーのチノパン
・ショーツ
・茶色のレザーブーツ
・スニーカー
Tシャツ2枚で回すのはちょっと信じられないですね。ぼくはどんなに絞っても計15アイテムくらいはほしいです。
ちなみにマットはワードローブを選ぶ際に、「北米」で生産されていることにこだわりました。唯一の例外がスウェットで、日本産です。日本人としてちょっとうれしいですね。アメリカで製造された織り機で作られていますが。
数点紹介します。
スウェット
スウェットは倉敷のブランド「ストライクゴールド」です。オールドアメリカンへのこだわりがアメリカにも受け入れられています。
ブーツ
ビバーグ(Viberg)というmade in USA にこだわったブランドです。ちなみに茶色のレザーブーツは海外ミニマリストでの定番です。コーディネートの幅の広さがその理由です。
レインジャケット
アメリカントレンチのレインジャケットです。海外では多少の雨では傘はささず、レインジャケットで対応します。
1年を通して分かったこと
洗濯はどうするのか?
Tシャツ2枚で回せるのか?という疑問を持つと思いますが、真夏でない限り毎日交換せず、2,3日着続けることで回せたとのことです。
気候の違いもあるとは思いますが、それ以上に海外と日本では清潔の概念が違うことが大きいと思います。
日本では季節に関わらず毎日お風呂(シャワー)に入ることは当たり前ですが、アメリカでは当たり前ではありません。毎日髪の毛を洗うと言うと驚かれますので、清潔の概念の違いは大きいですよね。
服の選び方
当然服の選び方についても大いに学びがありました。マットは上述のように北米で製造された高品質のワードローブを揃えましたが、それまでは安い服を数多く揃えていました。
安い服は十分検討して購入しないことが多く、またヘタりも早いことから、すぐに着なくなったりしますよね?
マットもこのチャレンジで、「本当に気に入った品質のいい服は長く使える」と認識しました。10着であっても、厳選された10着であれば、逆にワードローブとして魅力は増すというのはおもしろいですよね。
最後に
ちなみに1年間を10着で過ごしましたが、さすがに翌年からは服を増やしました。
服の回しや冬季の寒さもあることながら、別の服も楽しみたいという欲求も大きいようです。
ミニマリストであってもおしゃれ・ファッションに興味があれば、個人的にはワードローブを最小にすることにこだわる必要はないように思います。何事もバランスと考えています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!